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アオシマトレーラートラックコレクション
2013年10月発売。
1年の延期を経てようやく発売されました。
欧州ではスタンダードなアクトロスとボルボFHは日本でも多数が活躍しており馴染みの深い車種です。
どうも公式に許諾を取っていないようでパッケージの車種名はアクトロスが「B-TYPE」(BenzのBと思われる)、ボルボFHは「V-TYPE」(同じくVolvoのV)となっていてモデルにもメーカーロゴやエンブレムは再現されていません。
何かオトナの事情があったのでしょうか。
予告どおり平ボディの荷台はコンテナも積載可能になっています。
特にオレンジのFHにJRFロゴの12ftコンテナを3個積むとまるで日通そのものです。
平ボディの他にウイング車も全く同じ構造になっていました。
実車と同じ構造でキャブをティルトすることが出来てエンジンまで作り込まれています。
整備中のシーンを再現するときに役に立つかもしれません。
今回最も謎めいた存在なのがこの説明書です。
なんとアオシマという大手メーカーにも関わらずA4普通紙にインクジェットで印刷されていて、インディーズメーカーのガレージキットの説明書のようなハンドメイド感に溢れています。
もしかして本来オフセットで刷るつもりだった印刷屋と何かあったのが延期の原因の一つではないのかと考えてしまいます。
この説明書、トラックに詳しくない方には一番重要と思われるミラーの取り付けにおけるパーツの指定とその向きが書かれていません。
というわけでパーツを見ていくと、まずボルボFHのほうは片面が明らかに鏡面ではないほうと思われるモールドになっており、こちらが前側と分かります。
それに従うとアクトロスのほうも僅かなモールドがあるほうが前側だと思われます。
つまり両車とも何もモールドがないほうが鏡面であり後ろ側になるということです。
次にサイドアンダーミラー(小さな正方形のもの)は通常運転席とは反対側に付く物であること(このモデルは左ハンドル)、日本車ではバックミラーの下に付くのが標準スタイルではあるが世界には規制などにより様々な形状がありバックミラーの上に付くものも多数存在する、といったことを考慮するとおそらくこの付け方でいいのかと思います。
あくまで私独自の解釈ですので参考程度に。
 
平床セミトレーラー アクトロス・ボルボFH

トレコレ4弾ニッポンの建設機械でもお見かけした建機輸送トレーラーです。
床面がギリギリまで低床化されたそれらの国産車と違って規制の緩い欧州車らしく標準的な荷台の高さになっています。
そうなるとシャーシの耐久力が上がるので当然ながら積載重量も増えるわけですが高さ制限と重量規制のキツい日本ではあまり本領を発揮できません。
ウイングトレーラー アクトロス・ボルボFH

ウイングが実車と同じ構造で開閉できます。
それはいいのですが、なんとアオリが開閉できません。
このままでは荷役中の情景を再現できないではありませんか。
延期の原因の一つとして、最初はアオリも開閉できるようにしようと計画されていたのですが何らかの理由により頓挫してこの仕様で妥協したのでしょうか。
加工は簡単だと思うのでアオリも開けて荷役中の情景を作りたい方はこれらのボディメーカーの写真を参考にトライしてはいかがでしょうか。
日本TREX
日本フルハーフ
いすゞ車体
平ボディ アクトロス・ボルボFH

ウイング車の下回りの流用ではなく専用の荷台です。
平ボディトレーラーらしく連結部上部にシート収納スペースがあります。
ロの字型のアオリを外すと12ftコンテナを3個積むことが出来ます。
当然ながら開閉は出来ません。
粉粒体輸送車 アクトロス・ボルボFH

ワーキングビークル6弾以来久々の登場です。
後輪3軸なので相当密度の高い物質を輸送するのでしょうか。
シルバーのほうはウイングや平ボディの荷台と同じ色で塗られているようで艶が濃く、この車体形状と相まってトラコレ6弾の牛乳輸送車のようなステンレス製タンクローリーとイメージがカブってしまうのでもう少し艶を控えめにして欲しかったところです。
ホースの車体への刺さり具合は個体によって当たり外れがあるようで、ここは後付けの別パーツにしたほうがよかったんじゃないかなと思います。
最終更新 2024/01/26
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